毎年のことですが、キャスティングの時期は子どもたちにとっても私にとっても苦しく悩ましい時
オーディション前の稽古で演技もメキメキ上達するし、本当にみんなが一生懸命です。
きっと誰を選んでも、最終的にはきちんと演じてくれることもわかっているのですが、それでもキャストとして選べるのは9名だけ。
写真は、厳しい選考を突破した「ビリーの木」のキャストたちです
キャストが決まると、キャストだけの午前中練習が始り、そこでお芝居をつくっていきます。
今日はそのお稽古2回目。
私がお稽古場に入ると、すでに練習が始まっていました。
そのシーンの役一人一人の気持ちを考えながら、セリフのニュアンスや動きを探っていきますが、今のところはまだまだ流動的で、キャストたちも自分達の演技に納得がいかない様子です。
それでも一つのシーンにこだわってばかりはいられないので、「このシーンはまだ35点くらいだけど、次のシーンにいきましょう」と私が言うと、傍で見ていた小学生二人が「えっ、35点先生キビシイね」と話していました。
きっと「お姉さんたちはこんなに上手なのに…」という気持ちなんでしょう。可愛いですね
でもね、お客様の目はもっとキビシイのよ。
それに35点というのは、「もっともっと伸びしろがある。良いものにできるよ。」という意味。
キャストたちはそれを充分理解していると思います。
本番まで9人が切磋琢磨しながら、どんどん磨かれていくことでしょう。
その姿を見ているのが本当に楽しいです
みんな、頑張ろうね
私も頑張ります
(の)