「ふしぎの国のアリス」の不思議

定期演奏会に向けて「アリス」のお芝居、合唱の練習に、小道具、衣装と団員も保護者会も緊張感が漂い始めました。

ところで皆さんはルイス・キャロルの「不思議の国のアリス」原作をお読みになったことはありますか?

恥ずかしながら私、9年前の定期演奏会で「アリス」を上演した際に初めて読みました。
でも今思えば、まだその時点ではアリスの本当の面白さを解らずにいました。
その後しばらくして、イギリスの伝承詩、マザーグースの本を数冊読み「なるほど~!!」と合点がいって、改めて「アリス」の魅力に気付いた次第です。

ハートのクイーンやクイーンのタルトを盗んだと首を切られそうになるハートのジャック、「鏡の国のアリス」に登場するトゥイードゥルダムとトゥイードゥルディー、ハンプティー・ダンプティーなどのキャラクターはルイス・キャロルが生み出したものと思っている人もいると思いますが(もしかしてディズニーが作ったキャラクターと思ってる人もいたりして…)昔からイギリスの人々にお馴染みのマザーグースの詩をベースにしたものだったのですね

キャラクターの他にも「アリス」に出てくる歌や遊びもマザーグースに由来するものが多数ありますよ。
興味を持たれた方は、筑摩書房から出ている「英国への招待 マザー・グースをたずねて」を読んでみてください。

また最近出会った本「謎解き『アリス物語』不思議の国と鏡の国へ」(PHP新書)では、キャロルが「アリス」の中に仕掛けた数々のカラクリを解き明かし紹介しています。
キャロルの天才ぶりと「アリス」の奥深さを知って、ミュージカルへの思いも一層高まります

定期演奏会チラシ

写真は定期演奏会のチラシです。
ふれあい文化センターのスタッフさんが作ってくださいました。
アリスの世界が表現されていて素敵でしょ
(の)

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